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「なぜ誰もネットで買わなくなるのか-米国eビジネスの失敗に学ぶ」(ロジャーDブラックウェル)、書評ほんの数年前まで、ネットビジネスは、産業構造を変えるとよく言われた。 現在でも、一部の産業でその改革は進んでいる。 しかし、その中で成功したのは予想されていたほど多くの企業ではなかった。 今では、インターネットへの、かつての期待は、その規模に比べ、あまりにも大きかったと分析するアナリストも多い。 本書では、ネットビジネスのその最も大きな原因をカスタマー志向の低さにあったとしている。 そして、その解決策としてこれからのネットビジネスは顧客満足を実現するために実体を持つことが最も重要であると提起している。 ウォルマートの強さを絶賛し、amazonのモデルを非難している。 ネットでビジネスをやれば儲かる時代は終わり、顧客へのアフターサービスが重要になるという指摘は非常に正しい。 しかし、そのために実店舗を持つことにむしろこだわりすぎている気がする。 むしろ、本書でも指摘されているきちんとした流通経路を確保することが重要であるといえる。 それは、デルコンピュータなど、ネット販売で非常な成功をおさめている企業を無視することになるからだ。 実際、本書では主張から外れないため、ネットビジネスでの成功例としてamazonやeベイについて多く踏み込んでいる。 お金を稼ぐ/ネット収入とその報酬-サイドビジネスによる副収入 講座
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