年収300万円時代を生き抜く経済学
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「年収300万円時代を生き抜く経済学」(森永卓郎)、書評

 本書の主張は大きく分けて二つある。

 一つは、小泉首相の推進する構造改革によって、非常な金持ちとそれ以外の人たちの二極に分かれること。

 もう一つは、300万円は世界的に見ても標準だから、多くを望まず、それに満足するようにということ。

 経済学という題名だが、実際のところは議論は具体的ではあっても経済学ではなく、むしろ、一つの経済に関する考え方といった方が良いだろう。

 現在の経済状況についての考え方として、結構参考にはなる気がする。

 この手のビジネス本は、通勤や通学の行き返りで読めるし、考えるところもあって結構良い。

 ところで、本当に普通の人は、金持ちになれないから、それに甘んじるべきなのだろうか・・・。

年収300万円時代を生き抜く経済学

年収300万円時代を生き抜く経済学.

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出版社/著者からの内容紹介
小泉政権の構造改革とは、アメリカのようにほんの一握りの金持ち階級と圧倒的多数の低所得層とに日本をわけるものだった! 気鋭の経済アナリストが喝破する、今後の日本。 そんな新たな階級社会で、ほとんど可能性のない「成功」をひたすら目指すのか?それとも、割り切って自分にとって本当に「幸福」な人生を目指すのか。これからの経済ショックに備えて、すべてのサラリーマン必読の書。
内容(「MARC」データベースより)
これから9割のサラリーマンは「負け組」の方に向かう。そのときに、可能性のない「成功」をめざすのか、割り切って自分にとって「幸福」な人生をめざすのか。安定が崩れ去った日本社会での「森永流前向き生き方」を緊急提言。

  
 
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