「ノーサイドゲーム」(池井戸潤)、書評
ノーサイドゲームは、池井戸潤さんの小説。
会社の社内政治によって横浜工場に左遷された主人公が同時に任命される低迷したラグビー部を立て直し、優勝へと導く物語。
正しい行動をとろうとする主人公が不遇になる
-> その先で厳しい状況にある何かを立て直す
-> 主人公を追い詰めようとする悪者に追い込まれる
-> 主人公が見事反撃してめでたしめでたし。
という小説構成は半沢直樹シリーズの原作になったオレたちバブル入行組や下町ロケットなどに通じるものがある。
最終的に勧善懲悪になるこのスタイルは実に安心感があり、読後感のよい小説になるので、大好きである。
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ノーサイドゲーム
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内容(「BOOK」データベースより)
未来につながる、パスがある。大手自動車メーカー・トキワ自動車のエリート社員だった君嶋隼人は、とある大型買収案件に異を唱えた結果、横浜工場の総務部長に左遷させられ、同社ラグビー部アストロズのゼネラルマネージャーを兼務することに。かつて強豪として鳴らしたアストロズも、いまは成績不振に喘ぎ、鳴かず飛ばず。巨額の赤字を垂れ流していた。アストロズを再生せよ―。ラグビーに関して何の知識も経験もない、ズブの素人である君嶋が、お荷物社会人ラグビーの再建に挑む。
著者について
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。
98年『果つる底なき』で江戸川乱歩賞、2010年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞、11年『下町ロケット』で直木賞を受賞。
主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』)、「下町ロケット」シリーズ(『ガウディ計画』編、『ゴースト』編、『ヤタガラス』編)、「花咲舞」シリーズ(『不祥事』『花咲舞が黙ってない』)、『空飛ぶタイヤ』『ルーズヴェルト・ゲーム』『七つの会議』『アキラとあきら』『陸王』『民王』などがある。
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