「ローマ人の物語 - 最後の努力」(塩野七生)、書評
衰退期に入ったローマ帝国の最後の努力。
蛮族に侵入されるのが状態になってしまったローマ帝国。
正帝、副帝を東西に置く四頭政を始め、帝国の防衛を強化したディオクレティアヌスからキリスト教を公認したコンスタンティヌスまでの話。
蛮族への侵入を抑えられたものの軍費が増大し、軍人と民間人が断絶されてしまったディオクレティアヌスの時代。
キリスト教の公認からキリスト教の支援に至ることで皇帝と民を寸断してしまったコンスタンティヌスの時代。
ローマ帝国という名前でありながら、これまでのローマ帝国とは大きく異なった時代になっていく。
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ローマ人の物語 - 最後の努力 (単行本)
ローマ人の物語 - 最後の努力 (上)
ローマ人の物語 - 最後の努力(中)
ローマ人の物語 - 最後の努力 (下)
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内容(「BOOK」データベースより)
ローマの再建に立ち上がったディオクレティアヌス帝は紀元293年、帝国を東西に分け、それぞれに正帝と副帝を置いて統治するシステム「四頭政」(テトラルキア)を導入した。これによって北方蛮族と東の大国ペルシアの侵入を退けることに成功。しかし、膨れ上がった軍事費をまかなうための新税制は、官僚機構を肥大化させただけだった。帝国改造の努力もむなしく、ローマはもはや、かつての「ローマ」ではなくなっていく―。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
塩野/七生
1937年7月7日、東京生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。83年、菊池寛賞。92年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくみ、2006年完結。1993年、『ローマ人の物語1』により新潮学芸賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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