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「ローマ人の物語 - ローマ世界の終焉」(塩野七生)、書評本書、ローマ世界の終焉をもって、ローマ人の物語も最終巻となる。 かつての帝国が徐々に衰退し、政治も経済も文化もかつてのものとは比ぶべくもなく、荒れ果てて行く。 それはとても悲しい。 時代が進むにつれて、人は進歩し、世界は少しずつ賢くなる。 なんとなく、そう信じがちであるが、ローマ人の物語を読んでいると、そうでもないように思えてくる。
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