|
|
「牢屋でやせるダイエット」(中島らも)、書評最近、今までに読んだことのない人の本を意識的に読もうと試みている。 中島らも氏もそんな中で選ばれた作家の一人である。 本書は、氏が大麻所持によって逮捕され、22日間の拘置生活を送ったときに思ったことなどを書いた社会復帰作であるようだ。 いわゆる、エッセイになるのだろう。 社会の決まりなんてくそ食らえという文章。 その文章は、とがっていて、触ると痛い。 思ったことを躊躇なく、文章にぶつけている感じであろうか。 残念ながら、いまいち波長は合わないのだけれど、読むこと自体はスムーズだったのが、いつもと違っていてとても変な感じだった。 どうやら、とても、沢山の著書を書いている多才な方であるようなので、他の本も読んでみてから僕の中の評価を決めたいと思う。
|
Copyright(C) 2002 - Mitsuharu Matsumoto All rights reserved.