「35歳を救え なぜ10年前の35歳より年収が200万円も低いのか 」(NHKあすの日本プロジェクト×三菱総合研究所)、書評
団塊の世代が抜ける2010年に、まさに社会の中核を担おうとしている団塊ジュニア世代。
いわゆる日本的における「失われた世代( ロストジェネレーション )」の現状とその問題を取り上げている。
契約社員やらフリーターなどの不安定な雇用から抜け出すことが難しくなっていること。
正社員であっても会社の倒産や工場の閉鎖などによって職を失うことが増えていること。
また、正社員であっても、必ずしも収入が上がるわけではなく、頭打ちな状態になることが増えていること.
など、安定しない経済状態のために、将来的な生活に不安をもち、また、結婚もできない人が増加していることを実例を通して示している.
私自身、ロストジェネレーションのほぼ最後の世代なので、ターゲットは少し上ではあるが、同年代の問題でもある。
かなり厄介な問題である.
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35歳を救え なぜ10年前の35歳より年収が200万円も低いのか
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内容紹介
20年後の日本の行方を左右する35歳を中心とした団塊ジュニア世代。しかし、彼らをとりまく低所得化、未婚化、雇用の非正規化といった現実からは悲観的な将来しかみえない。35歳世代が安心して暮らせる社会はどうやって作ることができるのか。反響の大きかったNHKスペシャルを単行本化。番組では紹介しきれなかった、35歳1万人アンケートの詳細データも収録。35歳世代を救えば日本は再生できる!
内容(「BOOK」データベースより)
収入が伸びない、仕事が見つからない、結婚できない、子どもを持てない…「35歳問題」に苦しむ団塊ジュニアを救わなければニッポンは崩壊する!大反響を呼んだ「NHKスペシャル」に紹介しきれなかった内容を大幅追加。
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