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「3才からのおとな」(ムラマツエリコ、なかがわみどり)、書評幼稚園前の3さいのおんなのこを主人公にした絵本。 物語自体は非常に単純で、数行で要旨は書けてしまう。(文字数は、本書の文の方が短いくらいだ。) 主人公のおんなのこは、従兄弟や小さな弟に対するおねえさんという立場にあるため、おねえさんとして、ケーキを我慢したり、おもちゃを先に使わせてあげる。 でも、その我慢は幼稚園入園前の女の子にはとてもつらいことだ。 だから、そのつらさのために女の子は泣き出してしまう。 泣き出した女の子を、お父さんとお母さんが慰め、ほめてあげる。 ほめられた女の子は、その後もまた、お姉さんとして振舞おうとする。 とても、ほんわかした、絵本。 こういう本はすごく良いと思うし、いつか僕も出してみたいのだけれど、実際にこういう企画を通すにはどうしたら良いのだろう。
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