さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 山田真哉
■僕はこんな本を読んできた - 書評と引用 - ■
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「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学」(山田真哉)、書評

 今年(2005年)、多分、一番売れている書籍のひとつ。

 さおだけ屋はなぜ潰れないのか?という素朴な疑問をベースにしたタイトルが、キャッチーでうまい。

 実際に、本書での、その質問への答えは、それほど秀逸というわけではない。

 けれど、「女子大生会計士の事件簿」といい、難しくて、無味乾燥というイメージのある会計という分野を小説や身近な疑問を切り口にして書籍化する視点には見習うべき点が非常に多い。

 また、内容をできるだけわかりやすく書こうという姿勢が、山田真哉さんの本には一貫して見られる。

 ”内容”だけでなく、”商品化”ということを考えたときに、非常に学ぶべきことの多い書き手である。

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 山田真哉

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学

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出版社 / 著者からの内容紹介
数字大嫌い、暗記も苦手
でも会計は知っておきたい
大ざっぱに会計の本質をつかむ

◆挫折せずに最後まで読める会計の本
この本は、「会計が嫌い」「会計が苦手」「会計を学んでも意味がない」と思っている方のためにあります。「会計」はけっしてやさしいものではありませんが、《会計の本質的な考え方》はそれほどむずかしくはありません。本書では、日々の生活に転がっている「身近な疑問」から考えはじめることで、会計の重要なエッセンスを学んでいきます。
本書は、いわゆる「会計の入門書」ではありません。細かい財務諸表はひとつも出てきませんし、専門用語もそれほど多くはないので、気を楽にして、ひとつの読み物として読んでみてください。きっと会計に対する見方が変わるはずです。

◆身近な出来事から「会計」がわかる!
スーパーの完売御礼でわかる「機会損失」と「決算書」
飲み会のワリカンでわかる「キャッシュ・フロー」
住宅街の高級フランス料理店でわかる「連結経営」
2着で満足する麻雀打ちでわかる「回転率」
商品だらけのお店でわかる「在庫」と「資金繰り」
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山田 真哉
公認会計士。1976年兵庫県神戸市生まれ。大阪大学文学部史学科を卒業後、一般企業を経て、公認会計士二次試験に合格。中央青山監査法人/プライスウォーターハウス・クーパースを経て、現在インブルームLLC代表。元・日本公認会計士協会会計士補会会報委員長

  
 
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