「生病検査薬≒性病検査薬」(飯島愛)、書評
飯島愛さんはAV女優からタレントに転身し、バラエティ番組などで活躍されているタレントである。
小学館から発売された自伝「プラトニックセックス」が200万部を超えるベストセラーになったのが記憶に新しい。
本書は、前著「プラトニックセックス」から2年半ぶりに上梓されたエッセイ集である。
自分と発想が異なる人の本を読むと、新しい視点が与えられて結構おもしろい。
本書も僕にとって、そんな一冊であった。
エッセイには、基本的に二種類がある気がする。
一つは、何か言いたいことがあってそこに向かって伏線を張り、結論を導くタイプのもの。
もう一つは何か思いついたことを気のむくままつらつら書き綴っていくタイプのもの。
本書は、この二つの分類からいうと後者の部類に入るだろう。
エッセイというよりは、むしろ日記のような内容である。
最終的にSEXしたい。とか、恋人がほしいという個人的願望に落ち着くことも多いのだが、時々、あ、それ、おもしろい視点だな。と思うエッセイもあって、もっとたくさんを本を書くようになるといいエッセイストになるかもしれない。
ちなみに、今、辞書で調べたら、エッセイには本当に次のような意味があるようだ。
(1)形式にとらわれず,個人的観点から物事を論じた散文。また,意の趣くままに感想・見聞などをまとめた文章。随筆。エッセイ。
(2)ある特定の問題について論じた文。小論。論説。
何気なく思っていた二つの区別が辞書的にも合っていて、ちょっとうれしかった。
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生病検査薬≒性病検査薬
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出版社/著者からの内容紹介
人気タレント飯島愛の初めてのエッセー集『生病検査薬≒性病検査薬』が発売。
飯島愛は言わずと知れた超ベストセラー『プラトニック・セックス』の著者。
今回のエッセー集は、売れっ子になるまでの知られざる半生を赤裸々に綴って200万部を売ったこの作品以来、2年半ぶりにリリースする単行本です。
書名は『生病検査薬≒性病検査薬(せいびょうけんさやく)』。自らが性病検査を受けたときに、いろいろな思いが交錯したことが、この風変わりなタイトルのきっかけとなりました。
内容は、ホテルの一室で中年男が数本のローソクを取り出した“危ない体験”、昔の恋人との「マル秘ビデオ」の保存方法などちょっぴりエッチな告白にくわえて、テレビのバラエティ番組の舞台裏のバクロから、ニューヨーク同時多発テロや生命への思い、最近の自分自身の“恋愛事情”etc……なんでもありの幅広い話題をピックアップ。どのエッセイにも、ユーモラスでコケティッシュな著者の持ち味が満載されています。
「週間朝日」で好評連載中のコラム「飯島愛の錦糸町風印税生活」から厳選したうえ、新たに書き下ろしエッセイ多数を加えて構成しました。
内容(「MARC」データベースより)
飯島愛が、日常の性からテロと人間の生命まで幅広いテーマで語ったダイナミック・エッセイ。『週刊朝日』連載「飯島愛の錦糸町風印税生活」を元に取捨選択を行い、新たな書き下ろしも含めて再構成して刊行。
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