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「新ゴーマニズム宣言スペシャル戦争論」(小林よしのり)、書評日本人にとって、戦争というと太平洋戦争のことであり、今年(2005年)で終戦60年を迎えた。 もちろん、僕は戦争を知らない世代であり、また、その時代のことを知る人が徐々に減りつつある。 日本の行ったことが侵略に過ぎない。という人もいれば、それに価値があったという人もいる。 同じ出来事を見ていても、後から証言を聞くと驚くほど違い、正義と捕らえる考えも人によって違う。 僕としては、戦争、善、悪はなく、どちらがどちらかを裁くというのは、どうにも気に入らないことだと思う。 ただ、あの頃も、”誇り”を持って生き、そして、死んでいった人がいたし、そうではなく、美しいと思えない生き方をした人間がいたのだろうと思う。 そして、その中で、その誇りを持っていた人間の覚悟を、精神を、ただ僕は、美しいと思うのだ。 制限と束縛のない自由はない。自分を一番自由にしてくれる束縛は何か? それを大事に思う心を育てよう。 という主張には強く同意。
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