「下町ロケット」(池井戸潤)、書評
下町ロケットは池井戸潤さんの小説で第145回(2011年上半期)直木三十五賞受賞作。
WOWOWでテレビドラマにもなった模様。
話は非常にわかりやすい構造で、窮地に追い詰められた下町の町工場の社長である主人公が、特許抗争や大企業からの圧力に打ち勝ち、宇宙船の部品を供給するようになるまでの物語。
予定調和的な物語であるが、だからこそ、安心して読める一冊。
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下町ロケット
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商品の説明
第145回(平成23年度上半期) 直木賞受賞
内容紹介
第145回(平成23年度上半期) 直木賞受賞
「その特許がなければロケットは飛ばない――。
大田区の町工場が取得した最先端特許をめぐる、中小企業vs大企業の熱い戦い!
かつて研究者としてロケット開発に携わっていた佃航平は、打ち上げ失敗の責任を取って研究者の道を辞し、いまは親の跡を継いで従業員200人の小さな会社、佃製作所を経営していた。
下請けいじめ、資金繰り難――。
ご多分に洩れず中小企業の悲哀を味わいつつも、日々奮闘している佃のもとに、ある日一通の訴状が届く。
相手は、容赦無い法廷戦略を駆使し、ライバル企業を叩き潰すことで知られるナカシマ工業だ。
否応なく法廷闘争に巻き込まれる佃製作所は、社会的信用を失い、会社存亡に危機に立たされる。
そんな中、佃製作所が取得した特許技術が、日本を代表する大企業、帝国重工に大きな衝撃を与えていた――。
会社は小さくても技術は負けない――。
モノ作りに情熱を燃やし続ける男たちの矜恃と卑劣な企業戦略の息詰まるガチンコ勝負。
さらに日本を代表する大企業との特許技術(知財)を巡る駆け引きの中で、佃が見出したものは――?
夢と現実。社員と家族。かつてロケットエンジンに夢を馳せた佃の、そして男たちの意地とプライドを賭した戦いがここにある。」
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