「すべてがFになる」(森博嗣)、書評
森博嗣氏は、本作品で第一回メフィスト賞を受賞し、小説家としての活動を開始した気鋭の作家である。
本職はN大(名古屋大)の建築学科の助教授であり、どうやらコンクリートが専門らしい。
デビュー作のためか、前回読んだ「奥様はネットワーカ」に比べて、ちょっと読みにくいのだけれど結構おもしろい。
本作品を皮切りに犀川創平、西之園萌絵の全10巻のシリーズが開始されたらしい。(既に単行本、文庫ともに完結しているようだ)
今までのミステリー経験からすると読んでいる途中でトリックを解けたためしがほとんどないのだけれど、ミステリーが得意な人は読みながら謎を解いてしまえるものなのだろうか。
設定やトリックなど、理系らしい発想が随所に見られる本である。
ミステリーはトリックが命なので、あんまり内容に触れることはできないのだけれど、特に内容に関係のない数学の問題などをサイト内に使わせてもらった。
本作に登場する天才科学者の真賀田四季は四季シリーズ(四季春、四季夏、四季秋、四季冬の四部作)という本にも登場するらしい。
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すべてがFになる
(ソフトカバー)
すべてがFになる
(文庫)
すべてがFになる〜THE
PERFECT INSIDER (ゲーム)
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出版社/著者からの内容紹介
密室から飛び出した死体。究極の謎解きミステリィ。
コンピュータに残されたメッセージに挑む犀川助教授とお嬢様学生・萌絵。
孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季(まがたしき)。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平(さいかわそうへい)と女子学生・西之園萌絵(にしのそのもえ)が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。
内容(「BOOK」データベースより)
孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。
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