｢少年の夏｣(椎名誠)、書評
３人の少年と１人の男がカヌーで、川をくだり、海に至るまでの数日を描いた物語。
夏のひとときを切り取った透明な文章と写真集。
ウィスキーを飲み、本を読み、何も考えずに過ごす静かな一日。
何もしない一日。
何も考えない時間。
ただ無駄に過ごすとき。
そういう時間って、今までにどれくらい過ごしたことがあるのだろう。
多分、創造的な時間を持つためには、そういう無駄な時間もとても重要な気がする。
おそらく、その１人の男は、椎名誠さん本人のこと。
ちょっと、うらやましいな。と思った。
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少年の夏
(単行本)
少年の夏
(文庫)
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内容（「BOOK」データベースより）
少年が三人、犬が一匹、そして男が一人。カヌーで川を下り、海にむかう…。輝やかしい夏の瞬間、少年たちが一緒にすごす最後の夏休み。旅は、こんな風に始まった。
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