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「10日でおぼえる Fedora Core4 サーバ構築・管理入門教室」(松本光春)、書評本書は、Redhat Linuxの後継ディストリビューションとして知られるFedoraに関する入門・解説書です。 2003年7月に発売された拙著「10日でおぼえるRed Hat Linux9 サーバ構築・管理入門教室」の改訂版と考えていただければよいと思います。 基本的な構成は、「10日でおぼえるRed Hat Linux9 サーバ構築・管理入門教室」をベースにしていますがFedoraで変わった点や「10日でおぼえるRed Hat Linux9 サーバ構築・管理入門教室」で網羅し切れなかった内容などを加筆修正しました。 本書を、ご購入いただく前にどうしても書いておきたいことがあります。 それはFedoraはあくまでも実験的なディストリビューションであり、”実際にサーバを運用する”のには向いていない”ということです。 Fedoraは、新しいソフトウェアをできるだけ取り込もうという思想の下で作られています。 しかし、サーバの安定運用という点では、それは諸刃の剣なのです。 サーバの管理・運用を”行う”のではなく、そこに共通する”考え方”を身に着けること。 それが、本書を書く上での私の基本的な姿勢となっています。 そのため、本書は、ソフトウェアの使い方をただなぞるのではなく、むしろ、その底にある”考え方”を説明することに重点をおいています。 なぜなら、その”考え方”は、Fedoraに限らず、ほかのすべてのUNIX系OSでも役に立つはずだからです。 また、同じ観点から本書ではFedora独自のものではなく、できるだけ普遍的に通じる内容を取り扱うようにしています。 購入の際には、この点を考慮のうえ、お買い上げいただければと思います。 本書の内容が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
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