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「10日でおぼえるRed Hat Linux9 サーバ構築・管理入門教室」(松本光春)、書評本書は、僕の書いた本なので、今回は書評というよりも、どうやって本書を書くにいたったという話や本書に関する筆者としてのコメントという形で話をしようと思います。 Linuxに関する本を書かないかという連絡を受けたのは、2002年の6月のことでした。 本サイトの中にあるVINE LINUX インストール & 設定メモを見て、編集者の方が本にしないかというメールを下さったのです。 本書の出版が2003年の7月なので、企画が形になるまでに足掛け一年がかかっています。 目次を作り、A4で30枚の原稿を毎週書き、(1枚が1200字なので、原稿用紙で90枚弱だと思います。)フィードバックをして、また直す。 そんな作業を何度も繰り返すことで、少しずつ形を作っていきます。 それは、とても地味な作業です。 しかし、本を作るということには、それに換えられない喜びがある。と僕は心から思います。 世の中には、Linuxに関するたくさんの優れた入門書があります。 だから、他の書籍とどう違いを出すかというのが、目次を作る段階での議論の主題でした。 その会議の場でなんとなく言った コマンドやサーバーの立て方だけでなく、もっと原理からわかる本がほしい。 という僕の言が、そのまま本書のコンセプトになっています。 本書を書きながら、初心者の為のTCP/IP入門という別コンテンツをサイト内に立ち上げ、その内容へのレスポンスを見ました。(このコンテンツによって、読者の方から誤りを指摘され、本書にフィードバックできたものもあります。) 本書は、もともとあったVINE LINUX インストール & 設定メモと、この初心者の為のTCP/IP入門を合わせる形で作成されています。 できるだけ、サーバーの仕組みが原理から理解できるように心がけましたが、紙面の都合もあって、書ききれなかった部分も多くあります。一人で書いていると見えない部分もたくさんあるので、読んでいてわかりにくい部分も多くあるかもしれません。 もっと、わかりやすい記述法や足りない部分などがあったら、本サイトや改訂版にフィードバックしていきたいと思っています。時間があれば、本サイト内に本書のWeb版のようなものを作り、立ち読みコーナーのようにできたらとも思っています。 もし本屋で見かけ、気が向いたら手にとってみてください。本書の記述が、少しでも皆様のお役に立てば幸いです。 2004年1月12日追記。2003年12月20日第2刷が発行されました。心より感謝いたします。 2004年9月11日追記。2004年5月15日第3刷が発行されました。心より感謝いたします。 2004年9月15日第4刷が発行されました。発行部数が12000部を突破いたしました。心より感謝いたします。 2005年3月10日第5刷が発行されました。発行部数が13500部となりました。心より感謝いたします。 2005年6月10日第6刷が発行されました。発行部数が15000部となりました。心より感謝いたします。 2006年4月5日第7刷が発行されました。発行部数が16500部となりました。心より感謝いたします。
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