「大学の話をしましょうか」(森博嗣)、書評
森博嗣さんはかつて名古屋大学に勤められており、2足の草鞋で仕事をされていた。
2005年に大学を辞められたが20年以上大学に勤められた方なので、今の僕よりも長く大学におられた方ということになる。
本書は2005年10月の公刊で、文章的にも振り返っているような感じなので、やめられた後の書籍なのだろう。
インタビュアの質問に対し、森さんが答えていくインタビュー形式の書籍になっている。
予算を取るために目新しいことをやらないとお金がもらえないのだけれど、実際に必要な設備のメンテナンスだと通らないなど、
旧帝大なのですこしシステムは違うけれども、大学内部の雰囲気や問題は共通する部分も多そうだなという印象。
若いうちは自由があるが、金も安定もなく業績が必要で、
年を取ってえらくなると安定する代わりに雑務が増え、研究者としての自由が減っていく。
大学教員は、それでも大変恵まれているとはおもうのだけれど、大学ならではの時間の使い方や研究ができにくくなっていくのがちょっと悲しい。
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大学の話をしましょうか
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内容紹介
誰も言わなくたって、素直に自然に見れば王様はやっぱり裸なのです――人気作家が語る「僕の勤めた某国立大」。今までにない大学論!
内容(「BOOK」データベースより)
素直に見れば王様は裸です―Q&Aを重ねるうちに、大学というシステムが抱える問題点が浮き彫りに。二十数年の国立大教員経験をもとに人気作家が洒脱に語る、今までにない大学論。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
森/博嗣
1957年12月7日愛知県生まれ。工学博士。国立N大学工学部建築学科助教授として勤務するかたわら、1996年、『すべてがFになる』(講談社)で第1回メフィスト賞を受賞し、ミステリィ作家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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