「DIE WITH ZERO」(ビル・パーキンス (著), 児島 修 (翻訳))、書評
DIE WITH ZEROは、ビルパーキンスさんによる人生でのお金の使い方に関する書籍。
だいぶ話題になっており、そこかしこでよく目にする。
お金をどうやって作るかに関する本はわりと見かけるのだけれど、この本は死ぬ時までにどうやって金を有効に使うかについて書いた本であり、ちょっと珍しい。
基本的なメッセージとしては
人は必要以上にお金をためすぎることがあり、いましかできない経験に対してお金を使うことは時にお金を貯めることよりもずっと重要である。ということだろうか。
家族と過ごす時間、行ってみたい場所、やってみたい趣味
など身体が健康でいましかできないことは多いのに仕事ばかりしているのはとてもとてもよくない。
なので、やってみたいことリストを作ってできるうちにどんどんやっていくのがよいという感じであろうか。
評価が高いだけあって、腑に落ちる内容も多く、特に忙しく仕事に追われている人には一読の価値がある本ではないだろうか。
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DIE WITH ZERO
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出版社からのコメント【本書「まえがき」より】まずは、有名なアリとキリギリスのイソップ寓話から始めよう。夏のあいだ、勤勉なアリは冬の食料を蓄えるためにせっせと働いた。一方の気楽なキリギリスは自由に遊んで過ごした。やがて冬が到来した。アリは生き残り、キリギリスには悲惨な現実が待っていた―。この寓話の教訓は、人生には、働くべきときと遊ぶべきときがある、というものだ。もっともな話だ。だが、ここで疑問は生じないだろうか?アリはいつ遊ぶことができるのだろう?それが、この本のテーマだ。私たちは、キリギリスの末路を知っている。そう、飢え死にだ。しかし、アリはどうなったのか?短い人生を奴隷のように働いて過ごし、そのまま死んでいくのだろうか?いつ、楽しいときを過ごすのか?もちろん、誰もが生きるために働かなければならない。だが、ただ生きる以上のことをしたいとも望んでいる。「本当の人生」を生きたいのだ。この本のテーマはそれだ。ただ生きるだけではなく、十分に生きる。経済的に豊かになるだけではなく、人生を豊かにするための方法を考える。もちろん、誰もがそのような人生を望んでいる。だが現実には、全員がその望みを叶えられるわけではない。私は長いあいだ、この問題について真剣に考え続けてきた。友人や同僚とも何度も議論を重ねた。この本で読者にお届けするのは、その成果だ。あらゆる問題を解決する答えなど存在しない。だが、私はあなたの人生を確実に豊かにする方法だけは知っている。
著者について【著】ビル・パーキンス1969年テキサス州、ヒューストン生まれ。アメリカ領ヴァージン諸島に拠点を置くコンサルティング・サービス会社BrisaMaxホールディングスCEO。49歳のミリオネア。アイオワ大学卒業後、ベンチャー・キャピタル、エネルギー業界を専門に金融業界で活躍。ヘッジファンドマネージャーとして大成功を収める。その後、映画業界にも進出。みずから俳優・監督して映画制作にたずさわる。高額の賞金を獲得するポーカーの名手としても有名。
【訳】児島修(こじま・おさむ)英日翻訳者。1970年生。立命館大学文学部卒。
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