「哲学者かく笑えり」(土屋賢二)、書評
本書は、文芸春秋ではなく、講談社からの出版で、作りも、いつもとちょっと毛色が違う一冊になっている。
基本的には、土屋賢二氏のいつもの面白エッセイ。なのだが、それに加えて、氏が渡英していた際の先輩との往復書簡をまとめてある。
土屋さんの本の面白さを、以前、僕はナンセンスと表現したが、土屋さんのエッセイのもうひとつの面白さは、トートロジーという言葉で表現されるらしい。(本書では、だから、先が読める。と書かれているんだけれど・・・。)
トートロジーとは、循環論法のことで、
子どもは子どもだ。私は私だ。いやなものはいや。とか、そういう表現のことである。
いわれてみれば、確かにそうかも・・・。
なお、トートロジーで思い出したのだが、僕が、トートロジーという言葉をはじめて知ったのは、落第研究者の博士号取得物語だったと思う。
そっちのWebページも面白いので(特に博士課程生)、時間があれば読まれるとよいと思う。
|
哲学者かく笑えり
(文庫)
↑ご購入は、こちらからどうぞ。
出版社/著者からの内容紹介
※哲学書ではありません。お笑い書です
中毒性がありますので「笑い」に弱い方は、服用にご注意ください。
ホモルーデンスとして生まれた諸君。笑うべし、遊ぶべし。楽しみの先の疑問があり、それが思索へとつながり哲学へ至る(かもしれない)。へ理屈は楽しい。詭弁は愉快だ!“笑う哲学者”土屋賢二のエッセンスがつまったエッセイ+英国留学時にやりとりされた絶品「滞英往復書簡録」が収録された、生活がうるおう1冊。
内容(「BOOK」データベースより)
ホモルーデンスとして生まれた諸君。笑うべし、遊ぶべし。楽しみの先に疑問があり、それが思索へとつながり哲学へ至る(かもしれない)。へ理屈は楽しい。詭弁は愉快だ!"笑う哲学者"土屋賢二のエッセンスがつまったエッセイ+英国留学時にやりとりされた絶品「滞英往復書簡録」が収録された、生活がうるおう一冊。
|
|
Amazonは本のオンライン販売で世界的に有名なオンラインショップです。
現在では、書籍だけでなく、CD、DVD、ビデオ、ソフトウェア、TVゲームなども販売しています。
|
|
Boopleは、日販IPSが運営する本のオンラインショップです。
豊富な在庫量を売りにしており、書籍在庫45万点を誇っています。Boople = Book
+ Peopleという名前の通り、書籍に特化して販売を行なっているようです。
|
|
e-BookOffは、古本販売で有名なBookOffのオンラインショップです。
古本屋ですが新書も多く取り扱っており、Amazonで在庫のないものでも扱っていることがあります。より安く書籍を購入なさりたい方には、お役に立つかもしれません。
|