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「タイムリープ」(高畑京一郎)、書評タイムリープは、高畑京一郎の小説。 これは面白い。 タイムリープは、いわゆるタイムトラベルに近いのだけれど、意識内だけで時間が移動する現象のこと。 主人公の少女が、一週間をリープする物語。 はじめ、自分の状況をまったく理解できない主人公が同級生の男の子の協力を得て、次第に自分がタイムリープしている原理とその理由に迫っていく。 意識だけが飛ぶタイムリープという概念は非常に斬新であり、その精緻なロジックは一読に値する。 プロローグと結末は見事にリンクしている。
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