敦煌 井上靖
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「敦煌」(井上靖)、書評

 敦煌はしろばんばや風林火山、おろしや国酔夢譚などで知られる井上靖の代表作。

 中国の敦煌に隠されていた経典が、20世紀になって発見されたという史実をもとに作られた作品で経典が隠されるまでの物語を描いた歴史小説。

 読みなれない言葉が多く、注釈が大量についているのだが、注釈を読んでしまうとリズムに乗れず、読むのにやや苦労する。

 少しわからない言葉があっても雰囲気をつかみながらそのまま読んでしまうのがいいのかも。

  

敦煌

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内容(「BOOK」データベースより)
官吏任用試験に失敗した趙行徳は、開封の町で、全裸の西夏の女が売りに出されているのを救ってやった。その時彼女は趙に一枚の小さな布切れを与えたが、そこに記された異様な形の文字は彼の運命を変えることになる…。西夏との戦いによって敦煌が滅びる時に洞窟に隠された万巻の経典が、二十世紀になってはじめて陽の目を見たという史実をもとに描く壮大な歴史ロマン。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
井上 靖
1907‐1991。旭川市生れ。京都大学文学部哲学科卒業後、毎日新聞社に入社。戦後になって多くの小説を手掛け、1949(昭和24)年「闘牛」で芥川賞を受賞。’51年に退社して以降は、次々と名作を産み出す。「天平の甍」での芸術選奨(’57年)、「おろしや国酔夢譚」での日本文学大賞(’69年)、「孔子」での野間文芸賞(’89年)など受賞作多数。’76年文化勲章を受章した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  
 
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