「わが友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡」(塩野七生)、書評
わが友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡は、15世紀から16世紀にかけてのフィレンツェ衰亡期と同時代に生きたイタリアの政治学者マキアヴェッリの生涯を描いた小説。
マキアヴェリという人を僕は本書を読むまでほとんど知らなかったのだけれど、思想家、作家として有名になったものの本当は官僚であり続けたかった人と理解。
フィレンツェの激動期に生きたマキアヴェリの提示する現実的でしたたかな政治というあり方はこれからの日本でも一考に値する。
本書は3部構成になっていて、1巻では”マキアヴェリはなにを見たか”を、2巻では”マキアヴェリはなにをしたか”を、3巻では”マキアヴェリはなにを考えたか”をそれぞれ記述している。
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わが友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡 (1)
わが友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡 (2)
わが友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡 (3)
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内容(「BOOK」データベースより) 権謀術数の代名詞とされるニコロ・マキアヴェッリ。しかし彼はそれほど単純に割り切れる人間ではなかった―。16世紀のフィレンツェ共和国に仕え、権力者たちの素顔を間近で見つめ続けた官僚。自由な精神で政治と統治の本質を考え、近代政治学の古典『君主論』を著した思索者そして人間味あふれる愛すべき男。その実像に迫る塩野ルネサンス文学の最高峰。待望の文庫化、全三巻。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 塩野/七生 1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。’83年、菊池寛賞。’93年、『ローマ人の物語1』により新潮学芸賞。’99年、司馬遼太郎賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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