「夜は短し歩けよ乙女」(森見登美彦)、書評
夜は短し歩けよ乙女は、森見 登美彦さんの小説で、第20回山本周五郎賞を受賞し、2007年本屋大賞第2位の作品。
らしいのだけれど、結構好みが分かれるのではなかろうか。
話的に、日常の話と見せかけてかなりぶっとんだ話になっていくのでそこについていけるかどうかがポイントだと思う。 僕は途中から若干厳しかった。
かわいらしさは結構にじみでているのだけれど、個人的には必ずしもおすすめできるわけではない一冊。
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夜は短し歩けよ乙女
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出版社/著者からの内容紹介
鬼才モリミが放つ、キュートでポップな片想いストーリー!
「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。二人を待ち受けるのは奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、そして運命の大転回だった!
内容(「BOOK」データベースより)
私はなるべく彼女の目にとまるよう心がけてきた。吉田神社で、出町柳駅で、百万遍交差点で、銀閣寺で、哲学の道で、「偶然の」出逢いは頻発した。我ながらあからさまに怪しいのである。そんなにあらゆる街角に、俺が立っているはずがない。「ま、たまたま通りかかったもんだから」という台詞を喉から血が出るほど繰り返す私に、彼女は天真爛漫な笑みをもって応え続けた。「あ!先輩、奇遇ですねえ!」…「黒髪の乙女」に片想いしてしまった「先輩」。二人を待ち受けるのは、奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、そして運命の大転回だった。天然キャラ女子に萌える男子の純情!キュートで奇抜な恋愛小説in京都。
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