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「夜と霧の隅で」(北杜夫)、書評どくとるマンボウこと北杜夫氏の初期作品。 芥川賞受賞作である表題作、「夜と霧の隅で」の舞台は第二次世界大戦のドイツ。 ナチスドイツが行った不治の精神病患者に対する安死術とその指令に対する医師たちの様々な反応を描いている。 いわゆる純文学作品である。 芥川龍之介は個人的にすごく好きなのだが、芥川賞を受賞する作品はどうも読みにくい印象がある。 僕の中で芥川龍之介は、すごく読みやすく、分かりやすい文章を書く人だという印象なのだけれど、芥川賞受賞作品は、どうも小難しくて分かりにくい気がするのだ。 片っ端から読んでみてその印象がぬぐえればよいのだけれど…。
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