ヤング晩年 松久淳
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 「ヤング晩年」(松久淳)、書評

 作者プロフィールを見ると、松久淳氏は「天国の本屋」で一躍ベストセラー作家になった小説家、兼、エッセイスト、兼、ライター。であるそうだ。

 天国の本屋を始めとする小説家仕事は、田中渉+松久淳という二人仕事であるわけだが、文章担当の氏はとてもやさしいタッチの文章を書かれる。

 本書は、エッセイストとしての氏のお仕事。

 こちらは、小説とは打って変わって砕けていて下な感じ。

 インターネット上で松久淳の週松を公開されていて、ちょうど、それがエッセイストとしての氏の筆致になると思う。

 いわゆる、軽い読み物である。

 追記:と思ったら、6割ほど週松が元ネタになっているらしい。

ヤング晩年 松久淳

ヤング晩年

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出版社/著者からの内容紹介
30代半ば。子ども1人。大病はしていないけど、腰痛と外耳炎と結膜炎にいつも悩んでいる。東京出身、A型。ヨーヨー・マのチェロのごとく華麗な 説教を炸裂させるセッキョー・マ。なんちゃってED。「松久淳+田中渉」の 虚弱体質のほう。原体験が吹き替え版と東京12チャンネルお昼のロードシ ョーだった悲劇(?)の映画マニア。飲み屋では美女を相手に愉快なエロ トークを連発させるヤングおやじ。そして週末は、女のコとデートする以上に 息子と過ごす時間に全精力を注ぐお父ちゃん。「天国の本屋」シリーズの著 者の、過剰なまでに涙と笑いと、そして愛に満ちたエッセイ集……。  と、一通りの本の紹介が終わったところで、突然余談になりますが、エッセイを書くことは、ピッチャーが球を投げ込むことに似ていると信じております。 プロの投手が全盛期をキープ出きる時間が限られているのと同じく、エッセイ を書き続けることは、一面では、身を消耗させるような作業といえると思います。 そんな意味で、このエッセイ集からは、著者が腕力と鋭い腕の振りに任せて 投げ捲ったもの凄いボールの音が聞こえてくるはずです。私は、そう感じました。 とにかく「全盛期の江川投手並み」のスピードは出ていると思います(ちょっと前のめりになってしまいました。すみません)

  
 
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