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「ユダヤ人大富豪の教え」(本田健)、書評著者である本田健氏は、「幸せな小金持ち」シリーズで知られる金持ち本を多数出版されているベストセラー作家である。 本書は、氏が20歳のときに体験したお金持ちのユダヤ人との出会いと、そのユダヤ人から教えてもらった成功のための知恵を記述した、氏得意の金持ち本のひとつである。 この種の本を書いている、ほとんど全ての人が説いている目標設定の重要性やポジティブシンキングの重要性を再び説いている。 Amazonの書評によると、マーク フィッシャーという人の本によく似ているらしい。だとすると、この話は氏が本当に体験したわけではないということなのだろうか? 実際のところは謎である。 この種の本は、自分の頭にその思想を叩き込むための本だと自分的には考えているので、体験していようがしていまいが、まぁ、よいかなと思う。 人によって考え方はいろいろだと思うのだけれど、僕は、真似ということには、かなり寛大な考え方を持っている。 「学ぶ」という言葉は、「真似ぶ」から来ている。完全にオリジナルなものなど実際には世の中に存在しない。 問題はその学んだことを使って何を作るかということなのだ。人の作ったものをそのまま、コピーするのはもちろんよくないことだけれど、物を作るときに自分というフィルタを通すなら、そこには、その人なりのオリジナリティが出るような気がするのだ。
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