今、正の整数mとnを考える。(ただし、m<nとする。)
nをmで割った余りをrとする。
ユークリッドの互助法とは次のようにしてmとnの最大公約数を求める方法のことである。
m、n、rについて次のような操作を行う。
1)r=0の時、
mが最大公約数。
2)r≠0の時、
新しいn=(これまでの)m
新しいm=(今の余り)r
としてこれを繰り返す。
以上の操作を行うことにより、nとmの最大公約数が求まる。
ところで、この方法は次のような事実をその根拠としている。
nとmの最大公約数は、mとrの最大公約数に等しい。…(*)
(*)を証明しなさい。