ルーレットの必勝法

ギャンブル:賭博の歴史とその種類
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ルーレットの必勝法

カジノを含めたギャンブルには、必勝法がつきものです。そこで、ここでは、ルーレットの必勝法と言われるものについて有名なものを記述しておきます。(実際には、確率的に見てルーレットに必勝法はありません。従って、これら必勝法は知識として知っておくだけにしておいてください。)

なお、ルーレットの歴史について知りたい方は、ルーレットの歴史をご覧下さい。

必勝法1

マーティンデイル システム

マーティンデイル システムは、俗に「倍追い法」と呼ばれる必勝法です。

この方法は、例えば、最初1ドル賭け、負けたら倍の2ドルを賭け、それも負けたら、倍の4ドルを賭けというように、勝つまで倍賭けを繰り返していくと言う方法です。

この方法では、賭けに勝った時点で常にプラス1ドルの儲けになるので、勝ったら1ドルから始めます。

無限の準備金があるとき、確率的に見て、いずれは、必ず勝つことが出来るというのが、この必勝法の根拠になっています。

例えば、この方法を5回以上続けたとき、勝負に勝てる確率は、5回連続で負けた場合を除いたものになります。

勝てる確率と負ける確率がそれぞれ1/2であった場合、5回連続で負ける確率は、

(1/2)^5 = 6.25%です。

従って、5回のゲームを行ったとき、勝てる確率は

P = 1 - (1/2)^5=0.9375 = 93.75%になります。

この確率は、回数を重ねるほどに増えていきます。例えば、8回を超えたときには99%以上の確率で勝つことが出来ます。このように勝つ確率を限りなく大きく出来るという事実が、この必勝法の数学的根拠といわれている部分です。もっとも、この方法によって得られるお金の期待値は何回回数を重ねても変わることはなく、この場合、常に0になります。

それは、負ける確率は限りなく小さく出来るとはいえ、0には出来ず、その負けたときの金額が同様のスピードで増えていくからです。

実際に、このシステムによって、50万円ほど稼いで帰ってきたという話を聴いたことがあります。が、一般には、カジノ側にとって格好のお客さんであると考えられています。

必勝法2

キャンセレイション システム

キャンセレイション システムは、長い眼で見たとき、赤と黒は、半々になるはずだということを前提として考えられた必勝法です。

まず、短期目標額(手に入れたいお金)を設定し、適当な数字に分けて紙に書きます。例えば、目標額を10ドルとします。

この10ドルを1ドル、2ドル、3ドル、4ドルに分けたとします。その数字を次のように紙に書きます。

1 2 3 4

賭け金は、書いた数字の最初と最後の数字を足したものになります。例えばこの場合、1+4=5ドルが賭け金です。次の行動は勝った場合と巻けた場合とで次のようになります。

1) この必勝法で、最初に勝った場合。

仮に勝ったら、最初と最後の数字を消し、残った数字の最初と最後の数字を足したものを賭けます。この場合、2+3=5ドルになります。更に勝てば、数字は消え、10ドル勝ったことになります。

2) この必勝法で、最初に負けた場合。

仮に負けた場合、賭け金を数字の右側に書き加えます。たとえば、次のようにします。

1 2 3 4 5

そして、次の賭け金として、最初と最後の数字を足した1+5=6ドルを賭けます。負けた場合は、負けた金額を追加し、勝った場合は、数字を消していきます。

以上の作業を繰り返し、全ての数字が消えたとき、目標金額を手に入れることが可能です。

 

 



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