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「イヌが教える お金持ち になるための知恵」(ボード シェーファー)、書評本書、「イヌが教える お金持ち になるための知恵」は、「金持ち父さん貧乏父さん」がベストセラーになった頃、それに引き続いていくつか出版された投資に関する書籍のうちのひとつである。 お金持ち になるための方法を子供の視点から簡単な形で述べている。 「金持ち父さん貧乏父さん」に始まる金持ち父さんシリーズでは、投資についての考え方が述べられているが、本書「イヌが教える お金持ち になるための知恵」では、より具体的な投資の方法が述べられている。 お金をなかなかためることのできない両親に心を痛めている少女キーラ。その少女の耳にある日、飼い犬であるマネーが話し掛けてきた。驚くキーラに飼い犬マネーは静かにお金の話をし始めた…。 本書は、お金のことで悩んでいる1人の少女が、飼い犬マネーのアドバイスを通じて、お金や投資についての考え方を学んでいく過程を描いた物語形式の投資 本である。 マネーはまず始めに「お金があったら叶えたい10の望みを箇条書きにする」ように言う。 (このことは、ナポレオンヒルの「巨富を築く13の条件」などにも書かれている。) 自分が欲しいものを決めなければ、何を手にいれたらいいのか分からない。 お金についてもそれは同じで、常に具体的なイメージを抱く必要があるのだという。 お金を稼ぐためには、まず自分に出来ることを探し、自分にできること、自分の好きなことを お金に変える方法を考えること。 お金をためたら、すぐに使うのではなく、投資をして、お金がお金を生むのを待つのだということ。 「金持ち父さん貧乏父さん」よりも低い年齢層をターゲットにしているのか、より平易な文章で物語は進み、恐らく、かなり小さな子供でも お金について分かりやすい内容になっているといえるだろう。 本書は「金持ち父さん貧乏父さん」に比べ、具体的な手法により踏み込んでいる。 具体的には、お金をためた後、そのお金をそのまま貯金するのではなく、お金の一部を定期的に投資すること勧めている。 投資先としては株式への投資、特に、投資信託を選んでいるようだ。 この手法が日本で通じるかは分からない。だが、お金についての本書の基本的な考え方は大いに参考になるだろう。 お金を稼ぐ/ネット収入とその報酬-サイドビジネスによる副収入 講座
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