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「金持ち父さん貧乏父さん」(ロバート キヨサキ)、書評「金持ち父さん貧乏父さん」には、二人の異なる父さんが登場する。 ロバート氏の実の父である「貧乏父さん(Poor Dad)」と、友人であるマイクの父である「金持ち父さん(Rich Dad)」である。 本書では、上記の二人の父さんとの対話を通して、「貧乏父さん」と「金持ち父さん」の考え方の違いを明らかにしていく。 子供のころ、二人の父に全く違った教育をされたロバート氏。 二人の父がいたことで、「貧乏父さん」と「金持ち父さん」がそれぞれに自分に言ってくれたことを比較し、考えることが出来たと筆者は言う。そして、そして、その中で、金持ちになりたいと思ったとき、人はどのような考え方をしなければならないのかが、子供にも分かりやすい形で解きほぐされていく。 本書で述べているところは、「バビロンの大富豪-繁栄と富と幸福はいかにして築かれるのか」に似ている。 本書に始まる金持ち父さんシリーズで述べられていることは、驚くほど単純なことである。 本書のいいたいことは恐らくただひとつ。 それは、 負債と資産の違いを知ること。そして、負債ではなく、資産を買うということ。ただ、それだけで人は金持ちになれる。 恐らくはそれだけである。 シリーズを通して、ロバート氏は子供にも分かるような形で物事を教える姿勢を貫いており、本書もまた、その姿勢が色濃く出ていて分かりやすい。 本書は、最初1000部刷られたのみだったらしいが、ベストセラーになり、その後、これを踏まえて第二作「金持ち父さん のキャッシュフロー・クワドラント」、「金持ち父さん の投資ガイド 入門編」、「金持ち父さん の投資ガイド 上級編」などが発表された。 シリーズを通して、大変、面白い本である。 お金を稼ぐ/ネット収入とその報酬-サイドビジネスによる副収入 講座
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